十二月十四日(土) 晴れ

 一昨日歩いた、「中仙道を歩く」の写真を、どうにか選択して、さらに加工を済ますことができました。一枚一枚、「回転と反転」、「トリミング」、そして「サイズ変更」の機能を駆使して、時間はかかりますが、選択・加工をしながら、文面の構想を練るのが、また楽しいのです。W7で仕上げたそれを、次には、W8にコピーし、これからが、『中仙道を歩く 板鼻宿~松井田宿』の執筆です。

今日は、「はじめに」、東山道について書くことができました。板鼻宿周辺は、八幡太郎義家やあの源義経にまつはる伝説が多くみられるのです。つまり、中仙道の前身でもある「東山道」がここを通つてゐたからこそ残された伝説だつたのです。そもそも、東山道はすごい道路なのです。時代の推移にともなつて、技術は進歩・進化するなんて思ひ上つた気持ちなど、すつ飛んでしまひます。

ウインドウズ7と8だつて同じかも、いや、わからないことは口を慎みたいと思ひますが、昔のもののはうが断然優れてゐるものがあることは確かなのであります。歴史のお勉強をする意義のひとつは、自分の考へや思ひ込みを相対化してくれること、人間として謙虚にしてくれることにあるんぢやあないでせうか?

 

《伊豆の山暮し》その五

伊豆の山荘は、ぼくのやわな設計通りに仕上がりました。もちろん満足、大工さんには感謝。特に、この場所を探してくれたご恩は忘れないでせう。といつても、大工さん、ぼくと同じイノシシ年なんですけれど。

留意したところは、妻の要望を入れて、水回りを最新のものにしたことです。トイレにシャワーにキッチンと、それらはもう妻の言ふとおり。洗面台を取り付けるとき、妻は背が高いので、上のはうに、腰を折り曲げないで手を差し出せるやうにとの希望だつたのですが、大工さんつて、さういふところは律儀といふか、頑固といふか、定められた高さに設置しようとするのですね。ぼくは、もちろん間に立つて調停いたしました。(つづく・・)

 

今日の写真:仕上がつたころの全景。囲炉裏の中で暖かに燃える薪。それと、家の前から見た昇る朝日です。